■防滑の必要性
「防滑」とは、書いた字のごとく滑りにくくするという意味ですが、滑る原因は色々ありますし床材の違いによっても原因はさまざまに違っていますが最近いわれる防滑システムとは主に床材の濡れている時の「滑り」による事故を防ごうと考えられた安全・安心の床面対策システムです。
近年ハートビル法やPL法など事業者責任や社会福祉などが重要視されてきていますが、ハートビル法では施設管理者の責任がはっきりと問われる様になり高齢者や障害を持たれた方に安心・安全を提供する施設であることが重要とされています。
各種データでも、年間の転倒事故死亡者数は6318名(平成11年度)、高齢者転倒時の80%が事後治療を要している(平成13年度)など、転倒事故が社会の問題になりつつあります。 このような危険や危害を少なくし安心安全を実現させたいという願いで従来の方法とは全く違う方法で開発されたのがグリップパワーによる防滑システムです。
本来なら初めから床には、滑らないタイルや石材を使用すれば良いのですが、施主の希望や設計評価を得るために、デザインや見た目の良い、滑りやすい床材を使用することが多々あります。 また、滑りにくいタイルを使用したにもかかわらず、経年の磨耗や浴室等においてのヌメリや石鹸カスの蓄積など、予想しなかった滑りが発生してきますし滑りにくい材質であっても乾いているときと濡れたときでは、大きく滑りが変わる事もあります。
滑る原因は色々あります、床材の違いによっても原因はさまざまに違っていますが、その滑りやすい路面を調整し滑りにくくする(特に濡れたときの)のが防滑加工なのです。
では今までどんな防滑、滑り止め対策が取られてきたか、一般的に下記のような滑り止め対策が挙げられます。
・珪砂播き |
・滑り止めテープ |
・ゴムを埋め込む |
・マットを敷く |
・ブラストをかける |
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| 上記のような従来の方法も確かに効果はあるのですが、剥がれる、マットがずれる、表面につやが無くなる、など完璧とはいきませんそこで従来とは違った方法これらの問題を解決し、美観保持も実現させる事が出来る防滑システムを開発しましたそれがグリップパワー
です。
とりわけ公共の場に多い石材やタイルのゆかざいの防滑に着目して開発されたグリップパワーによる防滑システムは、雨などで濡れて滑りやすくなった床(石材、タイル等)の表面に目に見えない微細(ミクロ)の穴を開けることで、凹凸付け滑り抵抗をあげる方法です、この施工により、施工時に経年変化の汚れも落ち安全性が向上するのです。さらにグリップパワーには、危険な成分を使用しておりませんので施工時の排水やその他の危険成分を心配する必要がございません。
グリップパワーによる「安心と安全」、「環境に優しい」防滑システムそれが私どもの考える防滑施工なのです。 |